木造4階建てマンション -広がる可能性-

木造の4階建て?

木造の4階建て?そんなことができるのだろうかとよく聞かれます。日本の木質構造建築で最も普及している軸組工法(在来工法)と一般流通している木質構造材を組み合わせ、さまざまな知恵と工夫と技術を盛り込んだ普及型の木造4階建てを鉄筋コンクリートと同じ耐火性能を備えて提供します。考え方の根幹は従来の木造3階建ての延長で行えること。ここが最も重要なポイントです。そのためコスト管理が行いやすく、町の工務店や地域の職人さんが戸惑うことなく施工していく事が可能です。そして住宅着工戸数が減少しているなか、地域の工務店が参画できる可能性も広がります。


狭小地の有効活用

狭小地や前面道路が狭い事業地の場合、容積率は余裕があり階数を増やせるのに鉄骨造では構造部材の現場搬入が難しいことで中高層化を断念するケースが多くあります。木造建築物なら構造材運搬が難しい場所や狭小地においても、木材ならではの利点で中高層化が可能です。狭小地に中高層建築物は難しいけど、木造3階では物足りない。こんな場合に普及型の木造軸組工法で中高層化するという需要があります。


木造建築の良さを引き出します

木造軸組工法は複雑で緻密な設計が必要です。特に4階ともなれば構造柱の位置や本数、床を支える床梁の架構も複雑になります。だからといって空間構成を犠牲にすることは出来ない。そこで内部空間の仕上がり形状から逆算して、構造材の位置や寸法、設備配管や電気系統の配線位置までを考えながら、ミリ単位で階高を決めたり平面形状を決めたり、構造部材の形状や強度を決めたり、構造架構方法を考えるなどの複雑な過程と思考が必要です。完成してからでは分からない緻密な設計過程を大切にするからこそ、満足していただける完成品が出来るのだと、私たち「LOM」は考えます。



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